プラノスぶろぐ
 
プラノス的試験電波送信所
 

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2005年8月5日を表示

プラノス的毒電波劇場

「じゃあ君は何を望むんだい?」
対面の男はぼくにそう言った、ぼくは答えない
「一つだけほしいものが手に入る、ならば君は何を望む?」
ぼくは少し考えた、しかし何も思いつかない
「…君は目的がないのだよ、ただ生きている。それが悪いとはいわないがね。」
ぼくは何もいわない
「仮に目的があったとしよう、しかし君はほしいものが思い浮かばない。きみはその目的にあまり関心がないのだよ。」
ぼくは初めて口を開いた
「生きたい、それが目的ならばほしいものってのはなんなんでしょうね。」
対面の男は大げさに手を広げ答えた
「それを自分で探して私の元へ着なさい、そのとき私は君にそのほしいものをあげようじゃないか。」
ぼくはこう言った。
「じゃあ、ほしいものを探すために必要なものがほしいです。」
対面の男は微笑みながら言った
「それはだめだよ。」

それがいつの会話だったかは覚えてはいない、しかしその時の会話が行われていたことだけは覚えている。そしてぼくは見つけてしまう、

「こんにちわ」
対面の男はそこにいた
「こんにちは、ひさしぶりだね。」
ぼくはほしいものを見つけてしまった事を男に伝えた、そしてほしいものも…
男はいつかのように大げさな手振りで
「おめでとう、君はついに見つけてしまったんだね。それじゃあ私がそのほしいものを渡してあげよう。」
男はそう言って微笑んだ後、こう僕にささやいた

「さようなら。」


             ~終~



8月5日(金)03:35 | コメント(0) | ALL | 管理


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